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1 仕事探しのスタート

仕事を選ぶに当たって

 「私には自分にはどういう仕事が合っている?」
 まずは職業の「適性」を知ることが大切です。「適性」は能力,経験,趣味,興味などから判断されます。
 自分の適性がわからないときや,希望の職種での就職活動がなかなかうまくいかないときは,誰か他の人と一緒に適性や興味を考えてもらったりしてみてはどうでしょうか?
 ジョブパーク等でキャリアカウンセラーのカウンセリングを受けてみるのもいいでしょう。

 また,現在では働き方も多様化しています。
<正社員(正規社員)>
 期間の定めのない契約(定年まで)で雇われている労働者です。収入が安定していて,手厚い福利厚生も保障されていることが多いようです。一方で,長時間労働になり自分の時間が取れなかったり,会社への帰属意識を求められたり,重い責任が伴うこともあります。いわゆる「ブラック企業」では,過重な仕事を押し付けたり,パワハラがあったりします。「正社員だから良い」と安易に考えないようにしましょう。
<パートタイム>
 フルタイムの社員より労働時間が短い労働者のことを言います。アルバイトも含まれます。働き方は様々です。
<契約社員>
 期間を決めて契約を結ぶ労働者のことです。
<派遣社員>
 派遣会社に登録し,企業へ派遣される形で働く労働者のことです。

※詳しくは「2様々な働き方」をご覧ください。

 適性と併せて,あなたの働く目的やライフプラン,時間,健康状態,収入などの生活環境を考えて働き方を選びましょう。

仕事を探す方法

 仕事を探す方法は,様々ありますが,公的機関の代表的なものはハローワーク(公共職業安定所/職安)があります。その他の公的機関には,パートサテライトジョブパークなどがあります。
 他のルートとしては,知人・友人・家族・親戚からの紹介や,派遣会社に登録する,民間の職業紹介所を利用する方法等もあります。

 情報源としては,求人情報誌,新聞の求人欄,新聞折込みチラシ,インターネットなどがあります。
 最近ではインターネットでの検索が増えています。ハローワークの求人情報もインターネットを通じて検索することができるようになっています(ハローワークインターネットサービス)。

 「求人情報リンク集」では,京都を中心とした求人情報が掲載されている各種のページをリンクしていますので,色々な職種・職業を検討してみてください。

契約は書面でしましょう

 働き始めるときは,雇い主との間で労働条件などの内容を約束します。これが「労働契約」です。

 注意しておきたいのは,トラブルを避けるために,必ず文書で労働契約を結ぶことです。口頭で伝えられた条件を鵜呑みにして,不利な条件で働き続けることになるケースは少なくありません。給与明細をもらってから,「こんなはずじゃなかったのに?」と思っても遅いのです。言った言わないの水掛け論にならないためには最初が肝心です。

 厚生労働省の主要様式ダウンロードコーナーには,「労働条件通知書(PDF)一般労働者用(常用・有期雇用型)」の見本が掲載されています。

 また,「3労働条件の決定・変更」で,契約の際に明示しなければならない条件を説明しています。小さな企業やお店では,こういった条件の明示が必要だということを知らない雇い主もいます。
 もし,雇われる際に文書をもらうことができなければ,上記の見本書式などを渡して雇い主に記入してもらってはどうでしょうか。悪気のない雇い主ならば快く記入してくれるはずです。