府市民教室 2017年度第2期 文芸・歴史コース
京都の歴史と地名・謎解き散歩 (野外授業ではありません。)

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京都の歴史と地名・謎解き散歩 (野外授業ではありません。)

 京都は千二百年の歴史を刻んできた都市なので、京都の文化・歴史・地名はきわめて重層的です。地名は大地に刻まれた歴史の鏡、文化を盛る器で、歴史・文化と深く関わっています。

 地名の起源の手掛かりを得るには、歴史学はもちろんのこと、国文学・国語学・地理学・民俗学・文化人類学など、多くの視点が必要です。例えば「稲荷」は稲成る(稲神)なのか、いなる(雷鳴)なのか、今も存在する剣石と賀茂別雷神の関係、秦氏や荷田氏の関わりなど、幅広い角度から検証しなければなりません。

 京都の地名を探ることは日本全体の文化、引いては自らの出身地の手掛かり・アイデンティティを知ることに繋がっています。

講師

9/4   城塞都市京都の出現-上京と下京-
      吉永(よしなが) 隆記(たかのり)(立命館大学衣笠総合研究機構・専門研究員)

10/2   京の遊里 二条柳町・六条三筋町 そして島原
       小林(こばやし) 保夫(やすお)(元堺女子短期大学教授)

11/6   後花園天皇の伝説ー北東北・北海道と京都ー
       秦野(はたの) 裕介(ゆうすけ)(立命館大学非常勤講師)

12/4   境界域の侘びずまい ―逢坂山―
       田中(たなか) 成彦(しげひこ) (吻土短歌社代表・日本歌人クラブ(京都府)代表幹事)

2/5    明智光秀が見た戦国京都-光秀ゆかりの地を巡る
       中西(なかにし) 真一(しんいち) (大阪夕陽丘学園高等学校講師)

受講料 5回 6,750円(資料代250円含む)
曜日・時間 9/4、10/2、11/6、12/4、(1月は休講)2/5 
毎月 第1月曜日(祝日は休講)
午前10時~12時
持ち物 筆記用具