🌞声に出して『今昔物語集』!― 平安時代の庶民のくらしと心 ―
1回講座
声に出して『今昔物語集』!― 平安時代の庶民のくらしと心 ―
今回読む物語
『今昔物語集』巻十九―五 「六の宮の姫君の夫出家の語」
「今は昔」(今となっては昔のことですが)で始まる『今昔物語集』。エピソードは、平安時代までの日本だけでなく、中国やインド・西アジアにまで及び、仏法と俗世に分けて比較的短い文章で語られていますが、その数は1000話以上にもなります。
父母も夫も家もすべてを失った姫君の行く末、平茸にまで執着する強欲な国司、怪力の美貌の娘、月に投げ込まれた菟、羅生門の鬼、部下に公文書を偽造させ殺した役人、洪水で子より親を助けた男など、貴族だけでなく、庶民の日常や心情、地方の生活などがいきいきと描かれ、つい笑ってしまったり、ホロリとさせられたり。
このような物語は、明治生まれの芥川龍之介にも大きな影響を与え、『六の宮の姫君』『鼻』『羅生門』『藪の中』などいくつもの短編に仕立て上げられています。
平安時代の頃には、物語は人に読み聞かせるのが主流でした。
そこで、読み聞かせるつもりで、物語の歴史的背景を知り登場人物の置かれた立場などを考えながら、まずは十人十色、自己流で楽しく、『今昔物語集』の原文を声に出して読んでみましょう。
| 講師 |
野口 孝子(古代学協会客員研究員) |
|---|---|
| 受講料 | 1回 2,000円 |
| 日程 | 5/28(木) |
| 時間 | 13:30~15:30 |
| 持ち物 | 筆記用具 |
講師:野口 孝子
早稲田大学卒業、鹿児島大学大学院修了、もと同志社女子大学講師、現在、古代学協会講座講師。
著書:『平安貴族の空間と時間』(清文堂、2024年)
『講談で紫式部』(北斗書房、2024年)
