府市民教室 2022年度第1期 文芸・歴史コース 新講座 神々の熊野 ~根の国 熊野路をゆく~
新講座
神々の熊野 ~根の国 熊野路をゆく~
昼でも暗い常緑樹のなかに、熊野三山の御神体は鎮座しています。御神体は大磐や巨木や大瀧といった自然のなかに宿り、これは原始宗教(アニミズム)に基づいています。自然のなかに神を見いだした人々は仏教が伝来すると、神と仏を融合させました。熊野三山の御神体は、「熊野三所権現」といわれ浄土の地といわれるようになったのです。皇族や貴族や庶民など貴賤を問わず、救いを求める人々が蟻のように連なったのが熊野古道。記紀神話においては、大和朝廷から封じられた荒ぶる神や黄泉の国の女神は、ここでは大らかに生き生きとしています。ここに心身を解き放つことで、熊野という土地が持つ深い記憶から真の姿が見えてくるのでしょう。
講師 | 小黒(おぐろ) 世(よ)茂(も)(現代歌人協会 結社「玲瓏」編集委員) |
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受講料 | 5回 8,000円(資料代含む) |
日程とテーマ | 5/12 熊野古道と伝承・スサノオへの旅 6/ 9 原始の女神・イザナミ 7/14 火の祭りと水の祭り 9/ 8 東征の道・カムヤマトイワレビコ 10/13 死と再生の補陀落渡海 |
曜日・時間 | 月1回 第2木曜日 13:30~15:30 |
持ち物 | 筆記用具 |