ハラスメントのない職場を目指して

日程：２０１５年９月１４日（月）　午後６時３０分～午後８時３０分

　都道府県労働局等の労働相談コーナーに寄せられる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は年々増加し、平成２６年度には相談内容の中で３年連続でトップ（２１．４％／６２，１９１件）となり、増加傾向にあります。ハラスメントのストレスが原因でメンタルの問題を生じたり、復職や就業、離職後の生活に困難を抱える方も多く、ハラスメントを未然に防ぐ環境・体制づくりが企業と職場に求められています。
　ハラスメントという言葉が社会に浸透し、各企業では相談窓口の設置や研修の実施といった対策に取り組んでいますが、世代間・男女の意識のズレ等から、無意識のうちに周囲の人を傷つけているケース、被害者という意識もないまま「これも仕事の内」と我慢してストレスをため込んでしまっているケースもまだ多くあると思われます。
　本セミナーでは、近年のハラスメントの傾向や今後求められる対策等について解説し、ハラスメントの被害者も加害者も生まない、誰もが気持ちよく働ける職場づくりのポイントを、ロールプレイも交えて再確認したいと思います。

講師：三木 啓子さん（産業カウンセラー／アトリエエム株式会社代表取締役）

　民間企業、男女共同参画センター等で勤務の後、2005年にアトリエエム株式会社を設立、代表取締役に就任。パワハラ、セクハラ等のハラスメント防止研修、人権研修、メンタルヘルス研修並びに人材育成事業等を行っている。特にハラスメント防止については、オリジナルプログラムでのセミナー（研修）を企業、行政機関、教育機関、各種団体等で多数実施。ロールプレイやグループワークを取り入れたセミナーは、実践的でわかりやすいと好評で、メディアでも紹介されている。研修用ＤＶＤと冊子も製作している。【ポケット冊子三部作】に続いて出版した「職場のハラスメント 相談対応術」、「ハラスメント 相談員の心得」は、全国の職場で広く活用されている。1959年生まれ。