2016年度秋期講座

名所・旧跡で考える日本史

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名所・旧跡で考える日本史<近世・近代編>

*2017年2月13日の授業は休講になっています。補講は3月13日に行います。

 日本史を論じるうえではずせない場所があります。京に存在した「御土居」には,豊臣政権における政治的意義が,また淀川には,京と大坂をつなぐ流通機能としての意義があります。

 2016年はこうした旧跡や遺構の歴史的意義を考え,あわせて時代背景や社会の実相を探ります。歴史散策の手引きとして,また少しソフトな日本通史としてお聴きください。

カリキュラム

① 10/17 御土居―秀吉,築造の意図―(藤井)
② 10/24 彦根城・江戸城・姫路城―将軍権力と天下普請―(母利)
③ 10/31 淀川―京と大坂を結ぶ―(西本)
④ 11/7  長崎―国際関係史跡のいろいろ―(若松)
⑤ 11/14 富士山―江戸時代の信仰と「観光地」―(青柳)
⑥ 11/21 今宮神社―桂昌院と氏子―(前田)
⑦ 11/28 近江八景―江戸時代,書物文化からみる名所の誕生―(鍛冶)
⑧ 12/5  薩摩国―島津家の拠点鹿児島と外城―(笹部)
⑨ 12/12 江華島―近代日韓関係の起点―(奈良)
⑩ 1/16  京都の近代建築―都市の記憶を巡る―(山崎)
⑪ 1/23  道頓堀―「大大阪」の歓楽境を歩く―(古川)
⑫ 1/30  横浜掃部山―井伊直弼銅像建設にいたる維新観の対立―(鈴木)
⑬ 2/6   靖國神社(原田)
⑭ 2/13  東京大学安田講堂―大講堂の機能と象徴―(城下)⇒休講
⑭3/13  東京大学安田講堂―大講堂の機能と象徴―(城下)

講師 藤井 讓治(京都大学名誉教授)
母利 美和(京都女子大学教授)
西本 幸嗣(佛教大学講師)
若松 正志(京都産業大学教授)
青柳 周一(滋賀大学教授)
前田 一郎(立命館大学講師)
鍛治 宏介(京都学園大学准教授)
笹部 昌利(京都産業大学助教)
奈良 勝司(立命館大学助教)
山崎 有恒(立命館大学教授)
古川 武志(帝塚山学院大学講師)
鈴木 栄樹(京都薬科大学教授)
原田 敬一(佛教大学教授)
城下 賢一(立命館大学講師)
開講日 毎週月曜日 全14回<10/17~12/12,1/16~2/13>
開講時間 午後6時30分~午後8時30分
受講料 13,000円(資料代含む。)

[お申込みについて]
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