2015年度春期講座
哲学の名著を読む
―思考することの喜び―

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教養と知見を深める歴史・文化・語学
哲学の名著を読む
―思考することの喜び―

 先を見通すことの困難な時代だからこそ,<柔軟な思考力>を得て<発想の転換>をすることが大切なのではないでしょうか。そのために,少しでも物事をじっくりと考える時間を持ちましょう。この講座では,普段はなかなか読む機会のない哲学者の文章を読み解き,先人の思索と知恵を学びながら,今の時代に私たちが生き・働くことの意味を共に考えていきます。少人数のクラスで議論や質問を交えながら進めます。

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講師 和田 渡(阪南大学教授)
江口 聡(京都女子大学教授)
やすい ゆたか(立命館大学講師)
開講日 第1・3・5木曜日 8回
<4/16, 5/7, 5/21, 6/4, 6/18, 7/2, 7/16, 7/30(4/30は休講)>
開講時間 18時30分~20時30分
テーマ ① 4/16
  カントの人間観について考える―『道徳形而上学原論』を読む(1)―(和田)

② 5/7
  人間の善性と悪性を考える―『道徳形而上学原論』を読む(2)(和田)

③ 5/21
  言論の自由はなぜ必要か─J.S.ミルの『自由論』を読む(1)─ (江口)

④ 6/4
  個性の尊重と生活の自由はなぜ必要か─『自由論』を読む(2)─(江口)

⑤ 6/18
  サンデル『これからの「正義」の話をしよう』第5章「重要なのは動機 ―イマヌエル・カント」を手がかりに,道徳について考える(和田)

⑥ 7/2
  サンデル『これからの「正義」の話をしよう』第8章「誰が何に値するか?―アリストテレス」から正義と善について考える(和田)

⑦ 7/16
  善・悪の由来―ニーチェ『道徳の系譜学』を読む(1)―

⑧ 7/30
  ルサンチマンの克服・力への意志―ニーチェ『道徳の系譜学』を読む(2)―

受講料 9,500円
資料第 250円
持ち物 各テキストは各自で御用意ください。
I・カント『道徳形而上学原論』岩波文庫
J・S・ミル『自由論』岩波文庫
M・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』ハヤカワ文庫
F・ニーチェ『道徳の系譜』岩波文庫