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平安時代のベストセラー　光源氏が愛した女性たち
いちから学ぶ源氏物語
今期は『帚(ハハ)木(キギ)』の巻から

　『源氏物語』は平安時代中期に紫式部作、光源氏を主人公に貴族たちの権勢と恋を両輪に描かれた、世界最古の長編小説（５４帖）です。また、古典文学の最高峰ともいわれており、現実と虚構の交錯する物語なればこその真実が現れるようで、作者紫式部の細心の心遣いに魅了されます。
　あまりに有名な物語だからこそ、与謝野晶子・谷崎潤一郎・円地文子・田辺聖子・瀬戸内寂聴などによる現代語訳が出版されていますが、本講座ではあえて源氏物語原文を用いて学びます。
　慌ただしい現代だからこそ、優雅で栄華を極めた貴族達の生活、世界に誇る『源氏物語』、千年前の王朝ロマンの世界に想いを馳せてみませんか。