全国社会保険労務士会連合会連合会と意見交換を実施
2018/05/08 No.15-00756 RENGO
全国社会保険労務士会連合会連合会との意見交換を実施
4月26日、連合は、全国社会保険労務士会連合会(以下「社労士会」)と意見交換会を実施した。連合と社労士会は2013年と2014年に意見交換を実施している。また、一部の社会保険労務士による不適切な宣伝事案が生じた2016年にその是正を求める要請を社労士会に対して実施している。
今回の意見交換会は、第7回中央執行委員会(2018.3.3)で結果報告を行った「社会保険労務士の労使関係への関与実態等に関するアンケート調査」の結果等を踏まえ、改めて社会保険労務士の労使関係への関与のあり方などの課題意識の共有と、それに対する両団体の取り組みを共有するために開催した。
意見交換会の概要は下記の通り。
記
Ⅰ.日 時:2018年4月26日(木)16:30~17:30
Ⅱ.場 所:連合会館8階三役会議室
Ⅲ.出席者:
1.全国社会保険労務士会連合会:
大谷義雄 副会長、大野実 副会長、石谷隆子 副会長、井原文孝 専務理事
2.連 合:
相原事務局長、内田副事務局長、村上総合労働局長、冨髙労働法制対策局長、松永組織局局長
Ⅳ.概 要:
1.開会挨拶
- 連合・相原事務局長が、「社労士会と連合とは、本部段階はもとより、都道府県社労士会と地方連合会の間においても意思疎通を行っている。今後も健全な労使関係、健全な職場づくりに向けて、積極的な意見交換をしていきたい。また、連合は、地方連合会の事務局長を参集者とする会議を定期的に開催しているが、その場で社労士会の取り組みを報告いただくなどして、全国的に認識を共有していきたい」と挨拶した。
- 次いで、社労士会の大谷副会長が、「2014年に実施した連合との意見交換を受け、それまで必ずしも十分ではなかった都道府県社労士会の苦情処理体制を整備するなどの取り組みを進めてきた。本日はその状況を報告したい。社労士会は、人に優しい社会の実現に向けて取り組みを進めているが、これは連合が目指す社会像に通ずるものであり、積極的に意見交換をしていきたい」と述べた。
2.両団体取り組み報告
- 連合・冨髙労働法制対策局長が、「社会保険労務士の労使関係への関与実態等に関するアンケート調査」の結果を報告した。調査では、一部の社会保険労務士が団体交渉に強引に出席するなど、不当に労使関係に介入することによってトラブルを経験した事案などが報告された。一方、地方連合会と都道府県社会保険労務士会との意見交換の場などを通じて、相互に意思疎通を行い、トラブル事案の解決をはかっている事例も報告された。
- 続いて、社労士会の井原専務理事が、社会保険労務士に対する厚生労働大臣による懲戒処分、都道府県社会保険労務士会による処分の状況を報告した(※個別事案を含むため内容非公開)。
3.その他
- 社労士会の井原専務理事より、社労士会における「働き方改革」に関する各種取り組みについて報告があった。井原専務理事からは、社労士会が提供している「労務診断ドック」(※主に中小企業が自社の労務管理の実態などをセルフチェックできる仕組み)などの説明があった。
以 上
(添付資料)
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