京都総評第73回臨時大会を開催。11春闘方針を決定

 京都総評は1月22日第73回臨時大会をラボール京都ホールで開催。各単産・地区労協から代議員136名をはじめ、役員など約180名が参加しました。大会では11春闘方針を決定しました。
 
 午前10時からはじまった大会では、最初に大会諸役員を選出し、大会が成立していることを確認。京都総評・岩橋祐治議長があいさつをおこないました。あいさつで、労働者の賃金が下がってきたことが今日の深刻な貧困と不況を作り出していると指摘するとともに、一部の輸出大企業が内部留保を大幅に増加させていると批判。春闘での要求の前進のため、奮闘しようと訴えました。
 大会では、農民組合京都府連合会の安田政教書記長と航空労組連の森陽子副議長が来賓あいさつ。安田書記長は、TPPについて燎原の火のごとく反対が広がっている。350万人が新たに失業し、米は9割が壊滅する。菅内閣のたくらみを阻止したいと訴えました。森副議長は、日航を解雇された146人が1月19日に解雇無効を提訴した。整理解雇4要件を破壊させないためにも、安全を守るためにも、さらに、政府の航空政策が破綻を招いたのであり、まともな政策への転換を求めていきたいと支援を訴えました。
 大会では、梶川事務局長が11春闘方針について提起しました。「労働者の生活改善につながる要求にもとづく積極的な賃金引き上げ」「最低賃金1000円への引き上げなど、労働者の賃金の底上げ」「労働者派遣法の抜本改正などの働くルールの確立」「地域経済の再生をめざす」「TPP参加反対、消費税増税反対など菅内閣の構造改革路線と対決する」「たたかう労働組合の強化」などで、3月6日に府民大集会を開催するのをはじめ、地域総行動などの統一行動を組みます。
 大会では、現在たたかっている争議団を紹介後審議をおこない、26名の代議員が発言。11春闘方針を全員一致で採択しました。また、春闘アピールを採択しました。

 11春闘方針
 春闘アピール

 2011年1月22日ラボール京都ホール