京都総評旗びらきを開催

 京都総評は1月5日、京都市内で旗開きを開催。来賓、参加労働組合から130名が参加しました。旗びらきでは、京都総評岩橋祐治議長が格差と貧困をなくすため雇用を守るとりくみを進めたいと訴えました。また、今春の京都府知事選挙で門さん勝利に向けて奮闘したいとあいさつしました。その後、民主府政の会の門ゆうすけ氏も「将来に希望の持てる政治が必要」「府政転換に全力をあげたい」と決意の一端を表明し、あいさつをしました。来賓として、日本共産党・渡辺和俊委員長、新社会党・鳥居隆太郎委員長、自由法曹団京都支部・佐藤克昭幹事長があいさつをしました。鏡開きは、来賓あいさつの方々、京都労働者福祉協議会・木村幹雄会長と岩橋議長が行いました。

2010年1月5日 堀川会館

 来年度予算、トステム問題で京都府に要請

 京都総評は12月22日、綾部トステム工場の閉鎖問題について、京都府に閉鎖撤回を引き続き強く求めていくよう要請しました。この要請には、京都府商工労働観光部長の山下晃正氏が対応しました。京都総評側からは、岩橋京都総評議長をはじめ11名が参加。JMIUトステム綾部分会からも2名が参加しました。要請に対し、山下部長は「トステム社とは都合6回お会いした。12月17日には知事も行った。一貫してお願いしているのは、みなさんと何等変わらない。しかし、相手が了承したわけでもない。新しい製品での対応を含めお願いしている。17日も同じことを知事から言われたと思う。あきらめたというわけではない。何回も足を運んだりし、撤退の再考をお願いしている」と述べ、引き続き努力していくことを表明しました。当該からは、「再就職先はない」「転籍(配転)は厳しい。引き続き綾部で働きたい」など労働者の置かれている厳しい実態を訴えました。

 

写真左は、は2009年12月22日、トステム問題での京都府への要請。右は12月24日の京都府来年度予算に関する要請。

 また、京都総評は、12月24日に、来年度予算に関する要請を京都府に実施しました。京都総評からは16名が参加。京都府側は、山口寛士雇用政策監が対応しました。要請は、雇用対策、経済対策の抜本的な強化を求めたもので、山口雇用政策監からは、京都府の新しいとりくみなどの説明がありました。また、参加者からは、医療・福祉、雇用、新卒者の就職、公募型公共事業、住宅改修制度の創設、トステム問題などについて要望し、意見交換しました。

 ネットワーク連帯ひろばが生活・労働相談などを実施

 ネットワーク連帯広場は、12月27日、南区の九条診療所などで多数のボランティアのみなさんのご協力のもと、生活・労働・健康相談、炊き出し、衣類提供、入浴サービスなどを実施しました。このとりくみには、83名が来られ炊き出しなど利用するとともに、19名が相談をしました。また、この相談を通じて、8名が生活保護の同行申請をおこなうこととなり、翌日を中心に生活保護の申請を行いました。
 また、この間、府内各地で相談会が実施されました。地区労協による「くらしの相談会」は、19地域・21ヶ所で実施され、約200名が訪れるなどし、相談が行われました。京都労働相談センターもホットラインを実施するなどし、11月12月の2ヶ月で、144件の相談を受けました。年末には、左京、山科区で炊き出しや相談が実施され、約100名が利用しました。