「トステム」綾部工場閉鎖撤回、雇用守れ
JMIU労組と「連帯する会」を結成

  
写真は、いずれも09年12月18日、綾部市内で開かれた集会より

住宅建材メーカーの「トステム」が京都府綾部市にある工場を2010年3月末で閉鎖する計画を昨年10月13日に発表。その後、京都総評や綾部地労協が11月に開いた労働相談に当該工場の労働者が相談に訪れ、職場にJMIUの労働組合が結成されました。また、並行して「トステム綾部工場閉鎖反対、労働者と連帯する会」を結成。労働者の雇用と生活、地域経済を守れとたたかっています。
 12月18日には、「連帯する会」の主催で、綾部市内で閉鎖反対と雇用確保などを訴える市民集会を開き200人以上が参加しました。あいさつした京都総評の岩橋祐治議長は、トステムが「グループ全体で売り上げ1兆2000憶円、営業利益率 10%以上を目指す」と掲げていることを紹介し、「労働者の暮らしを壊しながら、企業の利益だけを追求するのは許されない。トステムの社会的責任を追及し、京都府や綾部市など行政が閉鎖撤回を要請するように徹底的に求めていきたい」と訴えました。また、JMIU中央本部の三木陵一書記長が他の工場への工場閉鎖と「配転」に関して「いかない」「やめない」との決意を固め、生活と雇用を守ろうとよびかけました。JMIUトステム綾部分会の片山博貴分会長は、「他府県への配転や退職を迫られ、従業員から不安の声が上っています。労働者一人ひとりの声を大切にして、不安や要望を会社に届け、全員が納得できるように頑張っていきたい。」と決意を述べました。