その後、参加者同士で意見交流を行ない、京建労の池田和宏書記長は「全組合員で拡大に乗り出すことが大事」「目標は、何とかやらなアカンもんなんやと組合員にわかってもらう事が大切」など、京建労のすすんだ拡大運動の経験などが出されました。
「貧困はヒトゴトではない。」――働く女性の京都集会で湯浅誠氏が講演
2月22日、京都テルサにおいて、『第49回はたらく女性の京都集会』が京都総評女性部のよびかけの同集会実行委員会の主催で行なわれました。参加者は午前中だけでも350人を超え、立ち見も出るほどの盛況ぶりでした。集会は午前中、反貧困ネットワーク事務局長でもあり、年越し派遣村の村長としても、たびたびマスコミに登場された湯浅誠さんが「派遣村からはじまった2009年―立ち上がる非正規労働者」と題して記念講演しました。
湯浅氏は、講演で「貧困問題は他人事ではない」ということを強調され、正規非正規の枠を越えた闘いが重要であり、労働問題と社会保障の問題の両方で運動を強めていくことが求められると話しました。 また、“NO!と言えない労働者”が増えている――つまり、住む場所がないなどセーフティーネットが不十分であるために、劣悪な労働条件で働かざるをえない実態が出ていることなども話しました。
集会は午後も引き続いて行なわれ、『パワハラのない職場づくり』『働く女性の簡単クッキング』『生花のコサージュ作り』『労働相談』『映画“幸せのレシピ”』といった5つの分科会が実施されました。