企業は社会的責任を果たせ、一人の首切りも許さない
   2・18争議支援京都総行動を実施

 2月18日、’09春の争議支援総行動を同実行委員会が実施しました。寒い1日でしたが約150人の仲間が参加しました。これは、破産倒産・首切りがあいついだこの半年来の情勢を受けて、10年ぶりに再開し今世紀初の取り組みとなったものです。この行動は、ちゃんこダイニング若(残業代未払い・不当解雇事件)前から出発し、東京海上日動火災京都支店(全損保外勤職員切捨て反対争議)⇒イシズミ本社(合同繊維労組繊維ユニオン堀田組合員の解雇撤回)⇒住友商事京都支店・京都銀行本店(大美堂労組不当解雇・破産事件)⇒KK京朋(合同繊維労組京都友禅支部朝比奈組合員の解雇撤回)⇒京都新聞社(同労組契約社員雇い止め反対の争議)の7つの場所に半日かけてまわり、街宣行動と申し入れ・要請などを行いました。国立南京都病院(全医労賃金職員の不利益・雇い止め)は別コースで実施しました。それに先立つ朝の街頭宣伝は二箇所。近鉄新田辺駅前(明治乳業争議の宣伝を念頭に)で自立労連宣伝車によるマイク宣伝と綴喜地労協や明治乳業争議団や自立労連など28人参加のビラマキ。京都市内・四条烏丸では昼からの行動にエントリーした六争議団と国労そして、京教組・京都国公・自交総連などの26人の参加で実施。最後夕方18時には、二日前と同じ京都駅前に結集し、「”解雇撤回・JR復帰を求めて22年間闘う国鉄闘争”とすべての争議の勝利を求める大街頭演説会」を行いました。JR の助役陣やガードマンがこの日は圧倒的に小数になり、はらはらと気にする京都駅前広場で、「生きさせろ!ストップ、『派遣切り』『期間工の雇止め』」総行動横断幕を始め、思い思いの旗や横断幕がプラカードでなねり歩く仲間など、大きなデモンストレーションが出来ました。演説会は、京都総評・梶川憲事務局長の司会で、同・岩橋祐治議長の主催挨拶、九つの争議団の報告・お礼・決意の挨拶、そして国労闘争団全国連絡会議(近畿闘争団)の大矢勝さん、鉄建公団訴訟原告団の蓑田浩司さん、全動労争議団の西山順さんの「何としても22年間の国鉄闘争をこの春勝利させる。派遣切り・雇止めの労働者犠牲を強いる社会に道を開いた国鉄分割民営化を根本から見直しをさせるため、雇用・年金・解決金を勝ち取る」と力強い決意がトリを努めました。最後に前々日と同じ国労林青年部長の気合の入った団結ガンバロウで国鉄闘争・すべての争議の勝利と派遣・非正規労働者の解雇撤回の決意を全参加者で固めあいました。

 

 

写真は、いずれも2月18日の争議支援総行動から

  ついに200回目!・・政治決断をせまる大衆行動の強化を!国鉄京都共闘定例京都駅前宣伝

 これに先立つ2月16日には、「国鉄清算事業団闘争勝利をめざす京都共闘会議」の毎月16日の定例宣伝行動は、200回目を迎えました。京都駅前に60人の仲間が集まり宣伝行動を繰り広げました。佐々木眞成事務局長代行(合同繊維書記長)の司会でこの日の宣伝行動は進められ、岩橋祐治代表委員(京都総評議長)の主催者挨拶を受け、たくさんの連帯と決意の挨拶を受けました。国鉄京都共闘・荒川英幸事務局長(国労弁護団)は「1990年4月16日以来、毎月の宣伝行動をJR の妨害があっても宣伝行動をやめなかった。私たちは人間である限り闘いをやめない。大企業JRの中に、今なお闘う国労と建交労の旗が22年たっても立っている。日本も、年越し派遣村であの厚生労働省が、講堂を開けざるを得なかった」と挨拶。国労闘争団や全動労争議団だけでなく、民間の京都府内で闘う大美堂印刷社の争議を闘う仲間、ちゃんこダイニング若の首切りに抗し闘う全国一般の仲間などたくさんの産別・地域を越えた争議団の連帯の挨拶を受けました。最後に最近再建された国労京滋地区青年部の林青年部長の音頭で、力強い国鉄闘争とすべての争議の勝利を誓いました。