京都総評第2回幹事会を開催 08春闘方針、京都市長選挙方針を確認

 京都総評は、1月25日午後6時30分から、ラボール京都で第2回幹事会を開催。役員、幹事など約50名が参加しました。幹事会では、岩橋京都総評議長が「要求実現ができる、がんばりがいのある春闘。賃金の底上げと改善、貧困と格差を是正するたたかいとしたい。C型肝炎のたたかいは、世論を変えたたたかいだった。これに学び、格差と貧困をなくす大きな闘争を08春闘でとりくもう」「京都市長選挙については、対決の構図がいよいよわかりやすくなってきている。勝利するために全力をあげようと」とあいさつをしました。この後、吉田副議長が第1号議案「役員の補充と交代について」、辻副議長が第3号議案「08春闘方針と要求基準について」、馬場副議長が第4号議案「京都市長選挙闘争方針」について提案。8人の幹事が発言し、辻副議長が答弁とまとめの発言をし、全員の一致で各議案を採択しました。

 08春闘方針、要求基準、京都市長選挙闘争方針は以下のとおりです。
 
  ●08春闘方針  ●要求基準  ●京都市長選挙方針


勝利に向けた確信と意思統一!今こそ統一した大運動を!

国鉄清算事業団闘争勝利をめざす京都共闘会議 2008年度定期総会 &全動労争議団・鉄道運輸機構訴訟判決報告会 &京都の国鉄闘争旗開き開催

1月28日(月)午後6時30分より、ラボール京都4F第1会議室で標記の 長い名前の会合をもった。まず総会は建交労京都鉄道本部委員長である岩井茂国鉄京都共闘副議長の司会で始められ、岩橋祐治代表委員(京都総評議長)の「薬害C型肝炎訴訟原告団のように闘おう」との主催者あいさつを受け、佐々木眞成事務局長代行(合同繊維労組書記長)より議案提案がなされた。満場一致活動方針と会計と新役員提案が採択され、ただちに全動労・鉄道運輸機構訴訟判決報告会にはいった。  

 講師・建交労鉄道本部・高橋書記長は札幌・苗穂機関区時代からの職場と労組の競合状態(動労は1000人、全動労2000人の勢力で、「全動労は社共共闘型で運動は活発に仕事はまじめにやり、動労は手待ち時間にマージャンに明け暮れたりしていた」)などから説き起こし、新たな訴訟の位置づけと裁判闘争をとりまく動きにふれつつ、1.23判決の分析に入った。  高橋氏は「認定された不当労働行為の事実」として、@国鉄幹部・葛西職員局次長、管理者らの不当労働行為を意図した諸発言、A全動労脱退者は必ず採用されていることの事実、B組合ごとの採用率の顕著な差から「不利益取り扱い」が推認、C国鉄当局による動労と全動労の対応の差(人活センター、血の入れ換え)の四点をあげ、組合所属が選定過程に及ぼす影響は極めて高いということになる。
 そして「争点についての判断」では@ストライキ・ワッペン問題は事実でクリア、A「国是に反対するものは差別されて当然」を粉砕、B消滅時効を否定と正当なものとなっている。
 損害賠償額については二点あり、@「改革法23条」の枠組みでの判断であり、A法的利益の侵害としての慰謝料額となっているとのこと。最後に判決を力に政治解決求める今後の闘いを提起。

 片岡f(京大名誉教授)代表委員は「よくこんな(勝利)判決が取れたものだ。なぜ出たのか分析しなければならない。憲法違反のことを元首相が発言したりしているがとんでもないことだ。これからがむしろ大事だ」と。

 また萬井隆令議長(龍谷大学教授)は、「右にゆれ左にゆれてどこに着陸するかわからない、非常に読みにくい判決である。裁判官内部でそうとう論争があって、いずれの立場も立てたからこういう判決になったのではないか。ただし、不当労働行為があったかなかったかは明らか。勝った中味は事実の指摘であり、高裁で簡単にひっくり返せないものである。「不公平な取り扱いがあった」と述べている、とコメント。

 会は旗開きに移り、萬井議長の音頭で乾杯をしたあと闘争団・争議団にカンパを贈呈し、鉄建公団訴訟原告団の蓑田氏、全動労争議団・西山氏と国労近畿闘争団(代理・国労京滋地区本部より)の決意表明を受けた。他の争議を闘う仲間の訴え、すでに勝利解決した仲間からは「これから大運動を起こし、解決水準をあげねばならない」と的を得た指摘もいただいた。今からこそ総結集して大きな大衆闘争を"C型肝炎訴訟に学んで"つくりあげねばならない。21年にわたった、人生をかけた闘いなのだから。  (国鉄京都共闘会議事務局次長・稲村守)