2・23府市民総行動を実施
 京都総評をはじめ、多くの団体が参加した実行委員会の主催で、2月23日「05春の2・23府市民総行動」が実施されました。京都府も京都市も、来年度の予算についての議会がはじまっていますが、いずれも府民、市民の福祉を後退させる各種制度の改悪が盛りこまれています。
 京都府は、有事体制づくりのための条例改正が3本上がっているのをはじめ、生活保護の世帯見舞金と高等学校奨学金の廃止など、生活に困っている人々を直撃する改悪がされようとしています。
 京都市では、市民への負担増やこれまで市民が利用してきた制度の廃止が行なわれようとしています。敬老乗車証の有料化(市民負担増6億円)、国保料の値上げ(市民負担増8億円)、障害者医療の有料化(市民負担増2億3千万円)、保育料の値上げ(市民負担増2億1千6百万円)、市営葬儀の廃止など、次々と市民の負担増を求める改悪がされようとしています。
 小泉内閣による2年間で7兆円もの負担増が企らまれている中、府民、市民の生活を直撃する改悪を許さないと、のべ300人を超える人々があつまりました。午前中は、宣伝活動、京都市への個人請願、議会各派への要請、京都市への要請、京都府議会各派への要請をおこないました。また、午後からは、府庁前で街頭演説会を開催するとともに、昼デモをおこない、個人請願、京都府への要請をおこないました。
 なお、現在さまざまな改悪をしようとする京都市には、市議会に305件の議会請願が出されています。