第88回全京都統一メーデー写真コンクール審査結果

<審査会>日時・2017年5月23日(火)午後4時より5時、場所・京都総評別室
 審査員=日本写真家協会会員・溝縁ひろし、全京都統一メーデー実行委員会・池田
     和弘事務局長
 応募者・5単産、16人、28点 (昨年は17人から31点)
 

  特賞・1点・今城繁喜(医労連洛西ニュータウン病院労組)「メーデー」

  講評)メーデーの行進している様子がきれいに表現され、旗の色合いも良く、左の車がなくなればいいがそれも自然で、先頭の人たちの表情、元気でいい。ビルの奥行き感があり、メーデーの雰囲気がよく出ている。


  一席・1点・牧野一夫(京建労上京支部)「がんばろう!!」

   講評)スローガンと前列5名の勢いがあり、舞台の設定がよく撮れている。シャッターチャンスもいい。背景のグリーンと赤と白がよく(白が多すぎてもダメ)、仕上げがいい。


  @二席・2点・高木宮子(京都自治労連)「みんなの力で安倍政権打倒!」

        講評)スローガンと安倍首相のデコレーションをしっかりとらえて、デモ出発で曲がる角をいいタイミングで撮っている。背景が複雑でなく、緑の部分の色合いがいい。


  A中浜雅夫(年金者組合)「メーデー」

  講評)「撮りますよ!」と、そう意識なく同調してまとまり、若いエネルギーを撮れている。そしていながらスローガンをよく撮っている。構図を撮る人のアドバイスで違和感なく、こっちをみんなが見ている。鉢巻などもうまくコミュニケーションできている。


  @三席・5点・松本紀子(医労連)「メーデー」

  講評)二人の表情がいい。腕章もメーデーの雰囲気だ。横の人たちも違和感がない。真ん中のカバンが邪魔だが、後ろを向いているので支障ない。


  A樺沢徳治(京都府職労連府税支部)「天は見ている」

  講評)イメージで面白く回りをぼかして、中心部に目線が行くように効果を出している。横幕もしっかりとしている。一つの形として仕上げている。


  B本多洋三(京建労上京支部)「共謀罪NO」

  講評)背景に場所的なポイントのよさがあり、お花で季節感が出ている。横断歩道はなくていい。勢いあればもう少しいい。


  C吉岡勝(京都総評)「メーデー」

  講評)何気ないスローガンを見せながら、行進するのをまとまって表現できている。


  D稲村守(京都総評)「メーデーの原点:過労死根絶!――『働かせ方改革』反対」

  講評)スピーチをしている様子がしっかり撮れ、勢いがある。仕上げが惜しい。赤が鮮やかに出れば勢いが出てくる。


総評

仕上げに気を付けたらもっとよくなる。専門用紙を使うとかも。
写真の撮り方、目線で、アングルで勢いが出てくる。撮影の工程の変化でいい作品が出てくる。車には気を付けて、動いてほしい。
思い切ったアングルも狙ってほしい。平凡な写真でなく。写す側が変化し。
黙ってシャッターを押すのではなく、コミュニケーションでだいぶ変わってくる。

以上