2018年度秋期
哲学の名著を読む

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哲学の名著を読む 正しく生きること―倫理と正義

本講座の募集は終了しました。次期は2019年3月募集開始の予定です。

「正しい生き方」とは何か?

 人の悪意や嘘,自らの愚かさに直面した時,「人間とはどのように生きるべきか?」と問いたくなるのは昔も今も変わりません。哲学者が練り上げてきた知恵から,「正しい」人間としての在り方,社会の関わり方について,現代にもいきる生き方のヒントを得ます。

 普段読む機会のない哲学・思想の書をひもとき,物事をじっくり考え,思考力を鍛える時間を持ちましょう。少人数のクラスで,受講生の議論や講師との質疑を交えながら進めます。

カリキュラム

10/18 化粧術としての哲学~エピクテトスの語録を読む(1)(和田)   
11/1 人間の善と悪~エピクテトスの語録を読む(2)(和田) 
11/15 生きる智恵としての哲学~パルタサール・グラシアンの『処世の智恵』を読む(1)(和田)
11/29 賢人と愚人~パルタサール・グラシアンの『処世の智恵』を読む(2)(和田)
12/6 理性の私的使用と公的使用について ~カント「啓蒙とは何か」より~(倉本)
12/20 「正しさ」についてのいくつかの立場 ~カント的な正義を巡って~(倉本)
1/17 『源氏物語』批評の倫理観の変遷(やすい)
1/31 『源氏物語』光源氏と女たちの倫理(やすい)

 

講師 和田 渡(阪南大学教授)
倉本  香(大阪教育大教授)
やすい ゆたか(立命館大学講師)
開講日 第1・3・5木曜日 全8回
 <10/18,11/1・15・29,12/6・20,1/17・31>
時間 午後6時30分~午後8時30分
料金 9,750円(資料代含む。)
持ち物 <次のテキストを御用意ください。これ以外のテキストは講師が準備します。>
『エピクテトス 語録・要録』(中公クラッシクス)
『処世の知恵~賢く生きるための300の箴言』(白水社)
『永遠平和のための 啓蒙とは何か他三編』(光文社文庫)