2009年春 ラボール学園(京都勤労者学園)の公開セミナー
公開セミナーについて
京都府の協力を得て,労働法,労働環境,経済状況,社会保障,時事問題,ワークライフバランスなどをテーマに,各方面の専門家を講師として招き,府市民・一般勤労者や労働組合の方に無料で聴講いただけるセミナーです。毎年3月と9月に開催しています。
2009年春 ラボール学園(京都勤労者学園)の公開セミナー
【金融危機のもとでの経済と雇用-労働のルールのあり方をめぐって-】
アメリカのサブプライムローンを震源地とした金融危機は瞬時に世界を席巻し、それは実体経済にも影響を及ぼし、「100年に一度の津波」あるいは1930年代の恐慌期の金融危機と同じかそれ以上と言われています。
当然日本も例外ではなく、実体経済に大きな影響を受けており、とくにこれまで輸出主導で景気を支えてきた自動車、電機といった基幹産業は甚大な影響を受け、間髪をいれず派遣労働者をはじめ非正規労働者の雇用の打ち切りを始め、雇用不安をかりたてています。
今回はこうした金融危機下の日本経済、雇用問題を取り上げ、その処方箋はあるのか、非正規労働者のセ-フティーネットは、労働組合の出番は、そしてこれまで規制緩和してきた労働法制、就中労働者派遣法をどうすべきか、また、非正規労働者が雇用不安のなかにあって、正社員は長時間労働を強いられているが、労働時間規制をどうするかに焦点をあてました。
<第1回>
労働者派遣法改正の論点
-派遣法の何が問題か-
日時 2009年3月11日(水曜日) 午後6時30分~8時30分
講師:弁護士 伊山 正和 さん(Iyama Masakazu)
京都弁護士会弁護士。京都総合法律事務所所属。立命館大学大学院法学研究科博士課程前期修了。刑事委員会副委員長、日本司法支援センターに関す委員会副委員長、法律援助基金運営委員会副委員長を歴任(いずれも京都弁護士会)。主に労働事件(労働者側)を担当。
<第2回>
非正規労働者にもセ-フティーネットの構築を
-「派遣切り」の雇用不安にどう対応するか-
日時 2009年3月13日(金曜日) 午後6時30分~8時30分
講師:グローバル産業雇用総合研究所所長 小林 良暢 さん(Kobayashi Yoshinobu)
グローバル産業雇用総合研究所所長。連合総研主幹研究委員、電機連合総合研究センター事務局長を経て、経財政諮問会議前専門委員(労働市場改革)。
<第3回>
日本の労働時間規制の課題
-長時間労働の原因をめるぐ法制上の問題-
日時 2009年3月16日(月曜日) 午後6時30分~8時30分
講師:神戸学院大学准教授 梶川 敦子 さん(Kajikawa Atsuko)
神戸学院大学法学部准教授。同志社大学大学院博士前期課程修了・同博士後期課程単位取得。神戸学院大学法部専任講師を経て現職。専門は労働法。
<第4回>
金融危機下の経済・雇用とその対応策
日時 2009年3月27日(金曜日) 午後6時30分~8時30分
講師:大阪大学教授 小野 善康 さん(Ono Yoshiyasu)
大阪大学社会経済研究所教授。東京工業大学社会工学科卒業 、東京大学大学院修了(経済学博士)、 武蔵大学助教授、大阪大学教授、東京工業大学教授を経て、1999年より現職。
<第5回>
今こそ労働組合の出番だ
-非正規雇用の組織化を中心に-
日時 2009年3月30日(月曜日) 午後6時30分~8時30分
講師:朝日新聞編集委員 竹信 三恵子 さん(Takenobu Mieko)
経済部記者、シンガポール特派員、学芸部次長などをへて2007年4月から編集委員(労働・ジェンダー担当)。05年まで内閣府男女共同参画会議専門委員。少子化と女性労働、非正規労働者と貧困、ワークライフバランスなどくらしと労働の接点について問題提起を続ける。
公開セミナーのご案内
申込方法 | お電話、FAX、はがき、メールのいずれかにより、参加の回(複数回の申込み可)、郵便番号、住所、氏名、電話番号をお知らせ下さい。受講票をお送りします。 (ご提供いただいた個人情報は、公開セミナーのご案内、受講票の発送のみに利用させていただきます。) |
---|---|
参加費 | 無料 |
主催・会場 | ラボール学園(京都勤労者学園) 〒604-8854 京都市中京区四条通御前ラボール京都3F TEL 075-801-5925 FAX 075-812-1508 E-mail gakuen@labor.or.jp ※地図はコチラを参照下さい。 ※お越しの際は公共交通機関をご利用下さい。 |