2011年春 ラボール学園(京都勤労者学園)の公開セミナー
公開セミナーについて
京都府の協力を得て,労働法,労働環境,経済状況,社会保障,時事問題,ワークライフバランスなどをテーマに,各方面の専門家を講師として招き,府市民・一般勤労者や労働組合の方に無料で聴講いただけるセミナーです。毎年3月と9月に開催しています。
2011年 ラボール学園 春の公開セミナー〔参加無料!〕
【学生が社会人になること―教育から雇用へ―】
いま大学には、教育・研究だけでなく、学生を雇用へつなげるキャリア教育という役割もあります。その一方で、大学進学率の上昇に伴い、かつての「選ばれた大学生」像とは違う多様な学生が登場してきているのも事実です。それにより、彼らが「社会人になる」という意味やそれに伴う課題も変わってきています。
セミナーでは、フリーターやニートとして社会に出ざるを得ない一定層の<ノンエリート大学生>の教育に取り組む大学や、研究者を輩出する機関であるはずが<高学歴ワーキングプア>の問題に悩む大学院の現状を捉え、また、学生を採用する人事担当者の立場からもこのような現状を考えます。さらには、もっと広く、NPOやワーカーズコープのような社会的企業での労働という視点からも今の学生にとっての「働く」意味を問い直したいと考えます。
学生や若者はもちろん、彼らを支え見守る立場としても、いま彼らを取り巻いている現状を認識し、私たちにできることを考えるきっかけとなるでしょう。
時間 いずれも午後6時30分から午後8時30分
会場 ラボール学園
3/11(金)
<ノンエリート大学生>に伝えるべきこと ―もう一つのキャリア教育―
居神 浩さん(神戸国際大学教授) Igami Koh
京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。社会政策専攻。主な論文に「ノンエリート大学生に伝えるべきことー「マージナル大学」の社会的意義」(『日本労働研究雑誌』2010年9月号)など。近刊予定として『もう一つのキャリア教育(仮)』(法律文化社)。
3/14(月)
大学における労働と雇用の現在 ―<高学歴ワーキングプア>はどこから生まれているか―
水月 昭道さん(同志社大学講師、浄土真宗本願寺僧侶) Mizuki Shodo
バイク便ライダー等、人生の道草を経て再チャレンジに臨む。04年、九州大学大学院博士課程修了。『高学歴ワーキングプア』(光文社新書)、『ホームレス博士』(光文社新書)など著書多数。
3/23(水)
大学におけるキャリア教育の現状 ―学生をいかにして社会へ送るか―
窪田 通雄さん(龍谷大学教授) Kubota Michio
専門分野はスポーツ社会学で、主にレジャー・スポーツなどの政策を研究。龍谷大学入試部長、高大連携室長などを歴任。2010年4月からキャリア開発部長に就任。
3/25(金)
「就活」に思うこと ―企業人事の視点から―
平田 権一郎さん(株式会社島津製作所人事部長)Hirata Ken-ichiro
1984年島津製作所入社、以降20年間海外営業部所属となりブラジル、ドイツ、シンガポールで勤務。2004年4月人事部に異動、2009年6月より現職。
3/28(月)
NPOが支える若者の自立 ―”働くこと”をどう支援するか―
櫻井 純理さん(立命館大学講師,大阪地方自治研究センター研究員)Sakurai Junri
2009・10年度、労働政策研究・研修機構「若者移行支援機関研究会」の調査に参加し、「若者の就業への移行支援と我が国の社会的企業」(同機構資料シリーズNo.68)に執筆。
公開セミナーのご案内
申込方法 | お電話、FAX、はがき、メールのいずれかにより、参加の回(複数回の申込み可)、郵便番号、住所、氏名、電話番号をお知らせ下さい。受講票をお送りします。 (ご提供いただいた個人情報は、公開セミナーのご案内、受講票の発送のみに利用させていただきます。) |
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参加費 | 無料 |
主催・会場 | ラボール学園(京都勤労者学園) 〒604-8854 京都市中京区四条通御前ラボール京都3F TEL 075-801-5925 FAX 075-812-1508 E-mail gakuen@labor.or.jp ※地図はコチラを参照下さい。 ※お越しの際は公共交通機関をご利用下さい。 |